損しないために気をつけた方が良いことが知りたい。
本記事ではこのようなお悩みにお答えしていきます。
仮想通貨投資は500円からでもはじめられる手軽さがあり、初心者でもはじめやすいと人気の投資商品になってきています。
しかし、株や債券などと比べて歴史が浅くてボラティリティが激しいので、リスクの高い投資商品なのは理解しておきましょう。
本記事では、「初心者が仮想通貨投資をはじめる前に知っておくべきこと」について6つほど紹介していきます。
Contents
仮想通貨へ投資する前に知っておくべきこと
仮想通貨へ投資をする前に知っておくべきことについて以下にまとめました。
- 投資は余剰資金で行う
- ボラティリティが激しいことを知る
- マイナーコインは納得してから買う
- レバレッジ取引は行わない
- 知識をつけ詐欺に注意する
- 初心者は長期視点(ガチホ)で投資する
投資は余剰資金で行う
投資をするときは余剰資金(最悪0になっていいお金)でするようにしましょう。
なぜなら投資は必ず増えるというわけじゃなく、場合によっては暴落によって投資元本を下回ってしまうこともあるからです。
仮想通貨は他の金融商品と比べてリスクが高いといわれています。
相場から途中退場してしまうと損することもないけど、利益を出すこともできません。
投資で利益を出すためには「長く相場に居続ける」ことが大切なので、そのために投資は余剰資金で行うようにしましょう。
ボラティリティが激しいことを知る
ボラティリティというのは、価格変動の度合いのことです。
仮想通貨は、株や債券などの金融商品に比べてボラティリティ(値動き)が激しい商品です。
記事執筆している2022年では3月に1ビットコイン約590万円を記録しましたが、そこから2か月も経過しないうちに1ビットコイン約360万円まで約40%も下落しています。
また2021年9月に470万円だったのが、同年11月にはビットコイン史上最高値760万円を記録するなど、2か月で61%も価格が上昇した過去もあります。
今までの価格変動を見てもわかるように、仮想通貨はボラティリティが非常に激しい金融商品であるということを理解しておきましょう。
マイナーコインへは納得してから買う
マイナーコインのようなまだ人気がなく将来性や流通量など未知数な仮想通貨を買うときは、自分が納得できるまで調べて「これなら価値が上がる」と思えてはじめて買いましょう。
ビットコインやイーサリアムのようにすでに認知度が高く、十分な流通量がある銘柄と違ってマイナーコインはリスクが高いです。
初心者がいきなりマイナーコインを買うのはオススメしませんが、気になるものがあれば調べて納得できたら少額から購入してみるといいでしょう。
決して「〇〇さんが紹介していたから」という理由で購入するのはやめましょう。
過去に有名人が紹介していた銘柄でも大暴落したという事例もあります。
レバレッジ取引は行わない
レバレッジ取引とは「小さい金額で大きな取引をする」ことを指します。
たとえば資金10万円でレバレッジ10倍なら100万円の取引ができます。
日本国内でレバレッジ取引ができるのは、以下の3つの取引所です。
- GMOコイン(2倍)
- bitFlyer(2倍)
- DMM Bitcoin(2倍)
日本国内ではレバレッジ2倍までになっていますが、海外の取引所なら20倍などで取引可能です。
少ない資金で大きな取引を可能にするレバレッジ取引ですが、利益が大きくなる反面、損失も大きくなってしまいます。
よく「投資=失敗したら借金になる」というイメージを持っている方は、このレバレッジ取引を想像している場合が多いです。
現物取引と比べてハイリスクになるので、初心者の場合レバレッジ取引は行わないようにしましょう。
知識をつけ詐欺に注意する
仮想通貨をするときに注意しておきたいのが「初心者感を出さない」こと。
騙そうと考えている詐欺師から見たら「初心者=カモ」なので、あの手この手で騙そうとしてきます。
以下のような言葉は詐欺師や詐欺セミナーでよく使われる常套句なので、とくに注意が必要です。
- 必ず儲かる
- 必ず勝てる
- あなただけに教える儲け話なんだけど
- AIに任せるだけで利益が出る
- このコインはこれから価値が上がる
これらは一部ですが、主に「必ず儲かる」「このコインを買えば将来絶対価値が上がる」など甘い言葉には要注意です。
余程仲のよい関係でもない限り、儲け話を教える側にメリットはありませんし、本当に稼げるならまず自分自身が率先して実践するはずですよね。
また仮想通貨でTwitterなどのSNSを活用する場合でも、突然フォローしてDMを送ってくる人には注意が必要です。
ラインの登録や自身が販売する情報教材を買うように促してきたら詐欺師と思っていいでしょう。
情報教材のすべてが詐欺ではありませんが、いきなりDMなどで個別にセールスしてくる場合は中身の伴わない詐欺商品の可能性が高いです。
仮想通貨ではDYOR(Do Your Own Research)という言葉があるように、基本的に自分で調べて自分で判断することが大切になります。
本や動画、インフルエンサーのブログなどで学び知識をつけて詐欺から身を守るようにしましょう。
初心者は長期視点(ガチホ)で投資する
初心者が仮想通貨へ投資するときは10年〜20年の長期視点での投資を考えましょう。
初心者に長期投資をすすめる理由は、次の3つです。
- 初心者でも実践しやすい投資手法
- 短期的な値動きを気にする必要がない
- 税金がかからない
長期視点で投資は買ったあと売ることなく保有しているだけでいいので、知識や経験が浅い初心者にも優しい投資手法です。
また10年後20年後に価格が上がることを期待して買っているので、数か月、数年の短い期間での価格変動を気にする必要がありません。
2022年5月時点で仮想通貨に関する税制はまだまだ整っていません。
今のままでの税制では仮想通貨を売ると課税されてしまい、短期トレードを繰り返していくと利益が20万円を超えて確定申告が必要になるケースもあり得ます。
知らずに確定申告しなかったために、後々多額の税金を徴収されてしまったというケースが、2017年から2018年のビットコインバブルでも発生しています。
まとめ
今回は、仮想通貨投資をはじめる前に初心者が知っておくべき6つのことについて紹介して来ました。
仮想通貨は少額からはじめられるので、「仮想通貨に投資して一発当てて大きく稼ごう」と思う方もいるでしょう。
しかし投資で大きく稼ぐには、知識や相場を読む経験が必要になってきます。
初心者が欲を出してハイリスクな投資をすると稼ぐどころか逆に大切なお金を失ってしまうので、本記事で紹介した6つのことに注意してくださいね。