近年、副業許可を開示する企業が急速に増えていることもあり、副業を始めようと考えている会社員の方も多いのではないでしょうか?
その中でもWEBデザイナーは初心者からでも始められる仕事ということもあり、非常に魅力的な選択肢の1つなっています。
ただし、WEBデザイナーを始めるうえでの注意点は多いため、安直な気持ちで始めるのは絶対に避けたいところ!
そこで今回は、会社員が副業でWEBデザイナーをするのはやめとけ、と言われる理由について徹底解説していきます!
WEBデザインを始めて見たいけど不安が大きい、、という方はぜひご覧ください。
副業でWEBデザイナーはやめとけと言われる理由
会社員が副業でWEBデザイナーをすることに対して、否定的な声が大きいのには明確な理由があります。ここでは、中でも主要なポイントに絞って整理していきます。
労働時間が長くなりがち
デザイン業界全般に言えることですが、WEBデザイナーの労働時間は比較的長いです。
案件にもよりますが、ページ数10P前後のサイト制作には10時間前後かかることが多いです。
実際、WEBデザインは、デザインやコーディングの作業だけでなく、クライアントとのやりとりや、修正作業も発生します。
クライアントによっては1回の納品作業の中で並行して複数パターンのクリエイティブを求められることもしばしば、、(これが意外と大変)
特に副業としてこういった要望に柔軟に応えるのは難しいケースも多いでしょう。
ライバルが多い
WEBデザイナーは「初心者から始められる」、「副業でも始められる」ということは裏を返せば参入障壁が低く競合が非常に多いことを意味します。
当然、プロのWEBデザイナーは多数存在し、副業のWEBデザイナーがビジネスを獲得するのは非常に難しい状況です。ココナラやランサーズといった有名なスキルマーケットでも、条件の良いWEBサイト制作案件は、案件を開始したその日のうちに受発注が完了するほど人気があります。
また、クライアントからの信頼を得るためには、実績やポートフォリオが必要です。いわゆるホワイトカラーの会社員が本業の傍ら行う場合、実績やポートフォリオを自力で作成することは非常に難しいため、何らかのサポートは必ず必要になります。
変化が激しい
WEBデザイナーという仕事は数ヶ月単位でその仕事の中身が刻々と変化していきます。
実際、Figmaのようなブラウザ上で使える比較的新しいツールの導入やプラグインを活用したコーディング作業の大幅圧縮などなど、日々デザイン業務の効率化のための新たなトレンドが生まれています。常に短納期化に向けた学習は惜しみなく行う必要があるのです。
したがって、会社員がこれらのトレンドのキャッチアップ~インプットを本業と並行して行うのは非常に難しいと言えます。
会社員が副業でWEBデザイナーをやるメリット
ここまで紹介してきた通り、会社員が副業でWEBデザイナーを行うのは簡単なことではありません。
ですが、その一方で副業でWEBデザイナーを行うのには非常に大きなメリットがあります。1つずつ見ていきましょう!
クリエイティブなスキルが身に付く
WEBデザインで必要とされるのは、クライアントニーズに合わせて情報を設計し、情報を可視化(図式化)するクリエイティブなスキルです。
これは、営業職やマーケティング職、サービス職などの一般的な職種とも非常に親和性が高いスキルになります。
どんな職種であっても資料を通してニーズを解消していく業務は必ずあります。
WEBデザインを通して、そういったニーズの可視化~解消まで行うスキルセットを身につけることは提案力や課題解決力の向上につながります。
実際、各種デザインツールを使えば用意にわかりやすい図やタイポグラフィの表現が可能です。
こう行った表現ができるだけで、きっと社内で一目置かれる存在になるはずです。
プロジェクトマネジメント力がつく
WEBデザイナーの仕事は納期との戦いです。自分のスキルや時間、先方のニーズをもとに実行可能な範囲で最速の納品を行うことが収益の最大化につながります。
このように、割り当てられたリソースをもとに成果物のクオリティを最大化、かつ納期を最短化する試みはどんな仕事にも応用が可能です。
実際、日々の業務もこの視点を持ってアウトプットまでのスケジュールや進行管理をすることで劇的に業務の効率は改善するはずです。
フレキシブルに働ける
副業をして収入が増えたのはいいけど、休日に一息つく間もなくオフィスに行ってへとへとになってしまう、、といった事態は絶対に避けたいですよね。
WEBデザイナーは、リモートワークやフリーランスなど、自分に合った働き方を選択できることが非常に多いです。
これにより、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができ、ワークライフバランスをとりやすくなるので本業に支障をきたすリスクは適切に回避することができます。
会社員がWEBデザインで稼ぐ方法
前提として、WEBデザインを行うには、まずはデザインスキルとHTMLとCSS、(場合によってはjavascript)などの基本的なコーディングスキルを身につける必要があります。
その上で、会社員が副業でWEBデザインを行う場合は、副業申請を行う必要があります。当然納税義務も生じますので、税務の勉強も並行して行いましょう。
社内の副業規定を事前に確認し、本業に支障がない範囲で行うようにしてくださいね。
ここからは、会社員がWEBデザイナーになる方法について解説をしていきます!
ニーズや可処分時間に合わせて適切な方法を選んでみてください!
独学で勉強する
WEBデザインに必要なスキルや知識をインターネット上の無料の教材や動画で学ぶことができます。
特に、Udemyなどの国際的な動画プラットフォームの教材は情報が新鮮かつわかりやすいのでおすすめです。お昼休憩などの時間を有効に活用しましょう!
独学で学ぶ場合には、まずは基本的なHTMLやCSSなどの技術を学び、その後、デザインの基礎を学ぶフローが一般的です。
いずれによ、インプットするだけではなくアウトプットもセットで行いましょう。
スクールや専門学校に通う
WEBデザインを専門的に学ぶためには、スクールや専門学校に通うことが非常に有効です。
スクールや専門学校では、WEBデザインの基礎から応用までをカバーしたカリキュラムが組まれており、実践的な技術や知識を学ぶことができるので「三日坊主」なタイプには非常におすすめです。
案件対応を行う
WEBデザインの仕事を実際に経験することで、より実践的なスキルを身につけることができます。
最近では、副業のマッチングプラットフォームも増えてきており、初心者の会社員歓迎の制作会社の求人を簡単に探すことができます。
他にもクラウドソーシングサイトなどを活用して、小さな案件から始めることが可能です。
いずれにせよ、会社員として働きながらWEBデザインのスキルを身につける場合には、時間管理が重要です。
週末や夜など、空いている時間を固定的に確保して、コンスタントに実践する習慣を身に付けましょう。
WEBデザインを副業でおこなった場合の稼げる目安
副業WEBデザイナーの報酬は、経験年数やスキルレベル、地域などによって大きく異なります。
一般的には、初心者の副業WEBデザイナーの場合、時給で1,500円程度からスタートすることが多く、経験豊富な副業WEBデザイナーの場合は、1時間あたり5,000円以上の報酬を得ることもあります。
ただし、フリーランスのWEBデザイナーは、案件によって報酬が異なるため、上記の金額は交渉次第で大きく前後します。
具体的には、サイトをデザインするだけではなくSNSとの連携やSEOに強いサイトづくり、動的なサイトづくりなど、周辺領域の知見と掛け合わせることで単価は上がります。
こういった単価の向上をすることができれば、月30-40万円稼ぐことも可能でしょう!
まとめ:副業でWEBデザイナーをやるメリットは多い!
いかがでしたか?
会社員が副業としてWEBデザイナーを始めることは、本業とのシナジーを出す観点でもワークライフバランスの観点でも非常に大きなメリットがあります!
変化の早い職業だからこそ、日々インプットを通して価値を提供することで大きな対価を得ることが可能です。
みなさんもぜひ副業でWEBデザイナーを始めることを検討してみてください!