貯金がしたくて自炊をしているけど手取りが少ないし、昇給もなくてこの先不安。
こんな悩みを解決します。
この記事を書いている筆者は、現在はフリーランスWEBデザイナーとして生計を立てていますが、短い期間でしたが事務職として働いていた時期がありました。
そして、実家暮らしではなく一人暮らしでなんとかやっていました。
事務職時代は残業も月に1時間あるかないかくらいで仕事も楽だったのですが、何よりも給料が少ないことが悩みでした。
しかも、昇給してもお給料はほぼ変わらなくてボーナスも少なく、事務職はなくなるなんて噂も聞くので、この先今のままで大丈夫なのかな…といった不安がずっとありました。
事務職を否定する訳ではありませんが、今一人暮らしをしていてきついと感じる方は、転職をして環境を変えた方が良いと思います。
今回は、事務職からでも収入を上げて転職のしやすい職種や、転職をするために学んだ方が良いことをお伝えしていきます。
この記事を読むことで、未経験事務職からでも収入を上げる転職ができると思っていただけると思います。
Contents
事務職一人暮らしは節約してもきつい
事務職で一人暮らしは、いくら節約をがんばったとしてもきついのではないでしょうか?
私自身、事務職時代は節約をしていましたが、生活で一杯一杯でとても貯金はできません。
手取りは20万円なく家賃と光熱費は合わせて8万円ほど。
食費は月に1万円以内に抑えられるように頑張ってはいましたが、付き合いもあり1万円を超えることもありました。
さらには残業したくても仕事がない職場だったので、残業代もありません。
いくら節約を頑張っていたとはいえ、貯金も中々貯まらず将来の不安もありましたし、他の職種の友人が羨ましいと思うこともありました。
事務職が給料を上げる方法
事務職が給料を上げる方法として最も手っ取り早いのが、転職です。
事務職は昇給もあまりない為、同じ仕事を続けていてもそれほど給料は上がらないのではないでしょうか?
上がったとしても金額は僅かだったり、元々の給料が低いので昇給したからといって生活が楽になるかというと、そういうわけでもありません。
安い給料で我慢し続けるよりも転職をして給料を上げた方が、生活の負担も将来の不安も軽減されるのではないでしょうか?
事務職から転職のしやすいおすすめの職種
事務職から転職のしやすい職種って何があると思いますか?
営業、販売、接客業など、色々あります。
その中でもおすすめの職種は、IT事務という職種です。
IT事務と聞くと、いやいやそれって事務職でしょと思われるかもしれませんが、事務職とはまた仕事内容も給料も違います。
IT事務は、遠隔でのパソコンの不具合対応のようなヘルプデスク業務をおこなったり、RPAツールやVBAを扱って業務の効率化を行なったりします。
言葉だけ聞くと一見難しそうに思えますが、会社によっては普段からパソコンで作業をしていている事務職の方が担当することも多く、それほど難しいわけではありません。
そしてIT事務の最も良いところは、普通の事務職と比較して給料が高いことです。
私自身IT事務の時代がありましたが、20代半ばで給料は手取りで25万円くらいでした。
普通の事務職だと、中々25万円ももらえる所はないのではないでしょうか?
私だけかなと思いきや、他の企業にIT事務職として勤めている友人も同じくらいもらっていました。
IT事務のメリット
IT事務の良いところとして、給料が普通の事務職よりも良いことを挙げました。
実は、他にも以下のようなメリットがあります。
- 残業が少ない
- カスタマーサービス、エンジニア、WEBデザイナーにキャリアチェンジしやすい
- 他のIT事務職へ転職しやすい
- リモートワークがしやすい
IT事務は残業が少なくて休みが取りやすい
IT業界というと残業が多いイメージが根付いていますが、IT事務職は残業はあまりありません。
あっても、1日あたり30分〜1時間くらいのところが多いです。
私の周りにはIT事務の方が何人かいますが、仕事とプライベートもきっちり分けることができていて、残業もあまりないようでした。
むしろ、IT事務職で残業が多いだとか休みが少ないといった話を聞いたことはありません。
そのくらいホワイトな職場が多いのかなと思います。
カスタマーサービス、エンジニア、WEBデザイナーにキャリアチェンジしやすい
IT事務である程度パソコンが使いこなせるようになったら、さらに給料の高い他の職種に転職する、というのもあります。
専門的な知識をそこまで求められないカスタマーサポートのような仕事だったらなりやすいですし、エンジニアやWEBデザイナーも次のキャリアとして考えて良いと思います。
特に、エンジニアやWEBデザイナーとなるとぐっとお給料が上がるので、まずはIT事務でIT業界でよく使われる言葉の意味や使い方を理解したら、別の職種に目を向けて今後のキャリアを考えてみるのも良いかもしれません。
WEBデザイナーはIT事務を経験しなくてもなれる職種で、働きやすさと給料の両立からキャリアチェンジする人も多くなっていますね。
他のIT事務職に転職しやすい
せっかくIT事務職として採用されたのに、勤務先の職場環境が悪かったらまた次の職場を探したくなりますよね。
普通の事務職と比べるとIT事務職は人手不足で有効求人倍率が高いので、転職が決まりやすいです。
これはIT事務職に限らずエンジニアもWEBデザイナーにも言えることですが、IT業界は人手不足で求人に対して応募が足りていない企業が多いのです。
IT事務職員として働き始めて、転職したいと思った時に転職先が多いことがIT事務職の強みです。
リモートワークがしやすい
普通の事務職だとよくある対面でのお客様対応は、IT事務職ではあまりありません。
仕事の多くがオンラインで完結するので、リモートワークOKとしている企業も沢山あります。
普通の事務職だと中々リモートワークは難しいですが、IT事務職の場合リモートでも十分お仕事ができますよ。
IT事務のデメリット
ここまでIT事務職の良いところを挙げてきましたが、IT事務にもデメリットがあります。
それは、パソコンのある程度のスキルが必要であることと、普通の事務職と比べると論理的な思考を求められることが多いということです。
そもそもパソコンが嫌い、論理的に物事を考えるのが嫌いという方には向いている仕事ではありません。
IT事務という名前だけあって、仕事のほとんどはパソコンでの作業です。
RPAやVBAでは、少なからず数学的な論理的な思考を求められます。
とはいえ、エクセルで表を作ったり計算したりといったことができる場合は、少し応用した感じなのでそこまで難しいというわけではないのですが、パソコン嫌いな方や論理的に物事を考えることが嫌いな方にはおすすめできる職種ではありません。
事務職から転職をするために学ぶべきこと
普通の事務職からIT事務に転職するためには、ある程度IT業界のことを学んでおいた方が良いことは事実です。
IT業界がどのような業界かは、以下の本でざっと理解しておくのがおすすめです。
また、未経験からIT業界に入るときに、資格を持っていると評価され入りやすくなります。
取りやすくてしっかり評価もされるおすすめの資格は、以下の3つです。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
この中だとITパスポートが最も簡単な資格なので、初めはITパスポートを受けておきましょう。
基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験は、両方ともIT系の国家資格でITパスポートより難易度は上がります。
IT系の資格はそれぞれレベルがあるのですが、基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験のランクは全く同じなので、どちらか一方だけでOKです。
この2つの試験の違いは、出題される内容と範囲です。
基本情報技術者試験の方が範囲が広く、情報セキュリティマネジメントの方が範囲は狭くセキュリティに特化した専門的な感じです。
どちらの資格を持っていても企業から評価されるので、ITパスポートに合格したら基本情報技術者試験か情報セキュリティマネジメント試験にチャレンジしてみましょう。
ITパスポートと基本情報技術者試験は範囲が広く独学だと時間がかかってしまうので、通信講座を活用すると効率的に学べますよ。
通信講座だと、フォーサイトで学ぶのがおすすめです。
フォーサイトで学んだ人の合格率は90.2%(2020年4月~2021年3月)、他の講座の1.53倍と圧倒的に合格率が高いので、効率よく資格取得したい場合はフォーサイト一択でしょう。
まとめ:IT事務に転職するときつさも不安も軽減される
今思うと、普通の事務職で一人暮らしだったとき、金銭的にもきつかったし将来事務職がなくなるかもしれないという不安でいっぱいでした。
職種を変えてからは、一人暮らしをしていてもきついと思うこともありませんし、将来性がないかもしれないというような不安はなくなりました。
もちろん、IT事務に転職したときもWEBデザイナーになった今も不安がないわけではありません。
それでも、事務職時代に抱えていた不安と比べると、小さくて気持ちに余裕が生まれました。
事務職で一人暮らしがしたいけどきついと感じている方は、少しでも給料の高いIT事務への転職も視野に入れてみてください。