新型コロナウイルスによる緊急事態宣言等により、大学に通うことができない状況の中で新たに導入されているのが、オンライン授業です。
オンライン授業であれば、外出が制限される中でも自宅にいながら講義を受けることができるため、学生の学習機会を確保することができると注目を集めました。
しかし、便利なオンライン授業にもデメリットがあるため、注意して行う必要があります。
そこで今回は、オンライン授業のデメリットについて見ていきましょう。
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オンライン授業のデメリット
では、オンライン授業にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
パソコンの操作に慣れていないと難しい
オンライン授業だからといって授業の内容を対面の時と大きく変えていなくても、授業自体を難しいと感じてしまう学生も多いようです。
理由は、パソコンや使用するツールの操作に慣れていないからです。
メールの送信、チャットでのやり取り、ZoomやTeamsのような会議ツールの使用をオンライン授業を受けるまで使用したことがなかったという学生が大半です。
中にはパソコンの操作に慣れている方もいますが、使ったことのないパソコンの操作に戸惑い、普段の授業の内容もより難しいと感じるようです。
受講環境が整っていたとしてもパソコンスキルによって受講することが難しいという方もいるので、慣れるまでに時間がかかることは大きなデメリットです。
インターネット回線によっては途切れることがある
オンライン授業の場合、受講する学生も講師側もインターネット回線を利用する必要があります。
しかし、住んでいる地域や契約している回線によって速度や安定性は大きく異なります。
回線が弱かったり不安定なところで講義を受ける場合、途中で講義が途切れてしまったり遅延してしまうこともあるので、内容が全く分からなかったということも起きてしまうのが事実です。
そのため、必ず講義は録画しておき、安定して見れなかった学生向けのオンデマンドも用意する工夫も必要です。
試験の実施でカンニング対策ができない
通常の講義は問題なくても、試験の時の体制を心配する声は多くあります。
オンラインの場合、学生の試験の環境を同一にすることができず、カンニングをしてしまう可能性があります。
そうすると、正しい評価を出すことができなくなってしまうため、試験は大学で行わなければならないという点は現状の課題と言えるでしょう。
必要機材がなければ受講できない
オンライン授業を受けるためには、パソコンやスマホ等の電子機器やインターネット回線がなければ受講することができません。
また、受講出来る為の機材やネット環境を準備していても、オンライン授業を受けられるだけのスペックがなければ授業が途切れたり音声が上手く聞き取れなかったりします。
そのため、全員に等しく受講してもらうことが難しいという意見もあります。
目や肩、腰が疲れやすい
どうしても長時間パソコンの画面を見ることになってしまうオンライン授業。
授業を行う先生も、授業に参加する生徒も目や肩、腰の疲れは溜まってしまいがちです。
特に、長時間画面を見続けることによって目が疲れてしまう方は多いようです。
目が疲れないようにするためには、瞬きの回数を増やしてみる、ブルーライト対策をする、途中で画面から目をそらす休憩時間を作るなどの工夫が必要です。
肩や腰が痛くなりやすい方は、パソコンの高さを調整したり椅子を自分にあったものにするといった対策をしましょう。
少し値段はしますが、ゲーミングチェアは長時間座っていても疲れが溜まりにくく、おすすめです。
まとめ
オンライン授業は場所を選ばずに質の高い授業を受けることができるという点は魅力的ですが、先生も生徒も慣れるまでに時間がかかります。
先生の中には、準備に対面授業の2倍以上の時間をかけたという方もいました。
難しいと感じる方も多いオンライン授業ですが、今後も推奨する教育機関は多いかもしれないですね。