オンライン授業にどのようなイメージを持っていますか?
家で受けることができて楽という意見の一方で、「対面授業と比べて集中力や生産性が低下した」という声も聞かれます。
またオンライン授業はパソコン作業が長時間になりやすく、疲れますよね。心身に不調をきたすこともあります。
生活が変化したことを嘆いても仕方がありませんので、今日のオンライン生活に適した対応をしていくことが必要です。
本記事では、より生産性を高めるために意識したいオンライン授業を紹介していきます。
注意点を押さえることで生産性や日々の生活が向上していくので、対策を取り入れてみましょう!
オンライン授業は「楽」という印象…対面授業との大きな違いは?
オンライン授業で学校に行かなくてよいから楽という声もありますが、実際オンライン授業は楽なのでしょうか?
対面授業と比較すると、授業形態が全然違いますし、今までの生活リズムとガラッと変わったという大学生も多いです。
オンライン授業と対面授業の大きな違いとは?
オンライン授業と対面授業の大きな違いは授業の形態です。
オンライン授業の形態は3種類あります。
①課題提出型…課題提出がメインの授業。
授業に関連するテーマを与えられ、レポートを作ることが求められる。
②オンデマンド型…担当教員があらかじめ録画した授業を期限内に視聴する授業。
③リアルタイム配信型…Zoomなどを用い、リアルタイムで行われる授業。
①は自学になるので内容を理解しにくい点、①②は質問するのが難しい点などがオンライン授業のデメリットでしょう。
またオンライン授業と対面授業では評価方法が異なりますので、しっかり確認しておくことも重要です。
オンライン授業を受けた大学生のリアルな感想
現役大学生1000人へのアンケート調査では、「対面授業とWeb授業どちらが好きですか?」という質問に対し、Web授業 46.7%、対面授業 53.3%というデータが得られました。
ただし、対面授業による人との関わりを求めている学生がいるのも事実です。
対面授業の意義として集中力が上がる (12.2%)、生活習慣が整う (11.4%)、授業の質が上がる (15.1%)、友達を作れる・会える (30.1%)と回答があり、これらはオンライン授業では得られにくく、回答した人はオンライン授業に否定的とも考えられます。
【出典:オンライン授業は「嫌われもの」?多数の大学生は現状の大学生活についてどう思っているのか?(室橋祐貴) - 個人 - Yahoo!ニュース】
オンライン授業の注意点は集中力や生産性に直結
オンライン授業による弊害の1つに集中力の低下が上げられます。集中力が低下することで生産性が落ちると、課題提出に時間がかかったりと普段の生活に支障が出てきてしまいます。
オンライン授業に潜む注意点は?
「対面授業と比較した集中力の違い」を調査したところ、オンライン授業は集中しにくい (50.1%)、集中しやすい (24.1%)、変わらない (25.7%)との回答が得られました。
【出典:オンライン授業は「嫌われもの」?多数の大学生は現状の大学生活についてどう思っているのか?(室橋祐貴) - 個人 - Yahoo!ニュース】
約半数がオンライン授業になってから集中しにくさを感じていることが分かります。
対面授業には、「人に見られるから」「授業を受けるという環境が整っているから」集中力が持続するという一面があり、オンライン授業のように自宅で受講するふだんの集中力が発揮できません。
また授業形態が例年通りではないため、予想外の課題を求められることも多く、「履修がハードになりすぎた」とならないよう注意が必要です。
体調や生産性に直結する理由
オンライン授業による身体的な疲れも無視できません。
特に目は、時間のパソコン使用による眼球周りの筋肉酷使や、ディスプレイからのブルーライトによる疲れから症状が出やすいです。
単なる目の疲れだと思い放置すると、「VDT症候群(Visual Display terminals synd.)」になることもあるので注意が必要です。
VDT症候群は長時間のVDT作業により起こり、目の酷使が原因となります。
目の疲れ、肩こり、頭痛、めまいなどの他に、イライラする・不安感・気分が落ち込むといった精神症状も呈します。
また集中力や行動力を低下させることもあります。
即実践すべき!オンライン授業を快適にうける3つのポイント
オンライン授業による体調不良は避けたいですよね。
そのためには事前に対策をすることが重要です。
セルフケアも重要なので、しっかり抑えておきましょう。
環境要因を整える
オンライン授業は自宅で気軽に受けることができるので、普段の生活との切り替えが難しいことが多いです。
実際、リモートワークにおける個人の生産性について、生産性が低下したと回答した人が24.9%いるというデータもあります。
【出典:リモートワークの導入と問題点、生産性について | Biz Drive(ビズドライブ)-あなたのビジネスを加速する (ntt-east.co.jp)】
そんな時は、勉強を始める前のルーティーンを作ってみるのがおすすめです。
「部屋着でなく着替える」、「講義を受ける場所はを決める」、「講義の前は必ずコーヒーを飲む」などをルーティーン化し、今から講義だ!と無意識にスイッチを切り替えられるようするイメージです。笑
気づきにくい身体的疲労をケアする
眼症状だけでなく、同じ姿勢の作業による首・肩・腰の症状にも注意が必要です。
特に1日の作業時間が4時間以上の場合は疲労が蓄積され症状としてで現れやすいといわれています。
ディスプレイ画面との視距離は40cm以上開け、水平視線からやや下になるように配置し、キーボードは自然に手が届く位置に配置しましょう。
【出典:VDT作業による健康障害と対策│新ガイドラインから見る安全な作業環境づくりとは | 産業医のご紹介なら 医師会員30万人以上のエムスリーキャリア (m3career.com)】
ブルーライトカットメガネの着用もおすすめです。
ブルーライトを約50%低減させるメガネの装着により、眼の疲れ・渇き感、首や肩のこり・痛みを含む6項目で効果を得られるというデータもあります。
【出典:「ロコモ・チャレンジ (m3.com)】
友人との繋がりも大切にしよう
気づかないうちに孤独を感じ、生活の質が下がらないよう、オンライン授業の生活であっても友人とのつながりは大切にしていきましょう。
直接会うのは難しい場合でも、SNSが普及しているの現代では友人とのつながりを感じることができます。しかし週に1回程度友人と顔を合わせるというのは非常に有益です。
Zoom飲み会が流行りましたが、オンライン上であっても「顔を見て話す」という行為は気づかないうちにためていたストレスを解消してくれる効果があります。
まとめ
新型コロナ感染症により多くの人の生活様式が変わって生きています。
大学生も例にもれず、授業がオンライン授業になって生活リズムがガラッと変わったのではないでしょうか?
オンライン授業にはオンライン授業のメリットがあります。対策さえすれば、オンライン授業により心身に不調を抱えることはありません。
困惑している大学生も多いと思いますが、オンライン授業があるのだからオンラインで友達と話してみるなど大学生活を充実させていきましょう。