こちらの記事では、このようなお悩みに応えられるように、大学のオンライン授業で取り入れられている工夫をいくつかご紹介します。
オンライン授業は、好きなタイミングで受けられるオンデマンド型と、決まった時間に集まり行われる同時配信型があります。
オンデマンド型、同時配信型それぞれにメリットデメリットがありますが、ここではどちらのオンライン授業にも共通する問題点とそれに対する工夫を挙げていきます。
オンライン授業の際の参考にしてください。
大学でのオンライン授業の問題点
まず、オンライン授業を行うにあたり押さえておきたい課題や問題点について解説していきます。
生徒一人ひとりの受講環境の違い
オンライン授業で活用できるパソコンを持っていない。
大容量データ通信ができるネット環境がないなど、授業を受けられる状況にない。
環境が整っていないことが原因で、オンライン授業に参加したくてもできない生徒もいます。
生徒一人一人、ネット環境が異なることが問題点として挙げられます。
提出課題について
ここについては、学生・教員どちらにも課題が存在しています。
学生側はすべての履修科目でレポート課題が出るため、食事と寝る時以外すべてレポートに費やさないと終わらず、負担が大きいということ。
教員側も、レポート課題を出すのはよいが、毎週のように数百人単位のレポートを読み、採点するのにとても時間がかかるということです。
生徒と教員、生徒同士のコミュニケーションの不足
オンライン授業の最大のデメリットは、コミュニケーション部分にあると思います。
質問をしたくても、授業が終わってから聞きに行くことができない。
授業内容についてちょっとしたことを友達と雑談したり、話し合ったりすることができない。
そもそも大学に入ってから1人も友だちができていない。
そんな声が、Twitterでも沢山みられました。
オンライン授業の問題点を改善するための工夫
生徒1人ひとりの受講環境の改善
この問題点については、学校側がノートパソコンやWi-Fiルーターを貸し出すことで解決できるでしょう。
また学校のパソコンルームを利用できるように開放したり、Wi-Fi環境を教室に取り入れることで、対応することができます。
貸出のパソコンは、一度シャットダウンするとデータが削除されるように設定をしておくと、万が一学生がパソコンのデスクトップ上にデータを残したまま返却してしまっても、次使用する人が開いた時にデータが残っていないので安心です。
各講義で出される課題についての配慮
教員が生徒を評価するためには、課題を出す必要があります。
しかし、すべての回でレポート提出となると、学生にも酷な状態が続いてしまうので、提出課題の文字数を少なく設定したり、第1回~3回までの内容をまとめて提出してもらうなどの配慮が必要です。
選択式の小テストを行う回があってもよいでしょう。
生徒とのコミュニケーションの取り方
生徒への連絡事項、生徒からの質問事項等、必要な情報共有のための連絡手段をオリエンテーションの段階できちんと明示しておくようにしましょう。
サーバーに接続できなかったり、通信状態が不安定だったりすることが予想されます。
トラブルの時には、ここへ連絡してください。とわかりやすくしておくと学生も安心して授業が受けられます。
授業ごとに質問専用の掲示板をポータルサイト内に用意している学校もあるようです。
同時配信型の授業を進める際にできる工夫として、15分に一度程度の割合で「投票」や「チャットへの意見コメント」を求めるなどのアクションを行うことが挙げられます。
生徒同士のコミュニケーションを刺激する場として、少人数で話し合うような場面を作るのも良いですね。
まとめ
オンライン授業を行う際、取り入れたい工夫について紹介しました。
まとめると、
- オンライン授業を受けられる環境を整えるために、機材が揃わない生徒には学校側が貸し出すなどの工夫が必要である。
- オンライン授業では、生徒の集中を保つために「コメント機能」や「投票機能」を使った工夫が必要である。
- 授業の中で、生徒同士が意見交換できる少人数グループの話し合いを取り入れる。
となります!
機材の貸し出しは中々難しいですが、グループワークを取り入れたりコメント機能を取り入れることは難しくはありません。
ぜひ取り入れてみて下さい!