多くの大学で取り入れられているオンライン授業。
通信環境が整っていないと動画が乱れたり音声が途切れたりすると、授業の内容が全くわからなかったなんてこともあります。
そこで、本記事ではオンライン授業を快適に受けられるように通信環境の整え方について解説していきます。
すでにネット環境が整っているものの通信環境が悪い場合の対処法もご紹介しているので、参考にしてみてください。
Contents
オンライン授業の通信環境を整えるための必需品
通信環境を整えるためには、以下のどちらかが必要です。
- 光回線(+無線ルーター)
- ポケットWiFi・WIMAX
光回線か、ポケットWiFiもしくはWIMAXを申し込むことがオンライン授業を快適に受けるための条件となります。
もちろん、これらを申し込まずにスマートフォンのモバイルデータ通信を利用してオンライン授業を受けることもできますが、何時間もスマートフォンで授業を受けると1ヶ月に使用できる通信量が足りなくなってしまい、結果インターネットに繋がらずオンライン授業にも参加することができなくなってしまいます。
このような事態を避けるためにも、光回線かポケットWiFi、WiMAXのような無線が利用できる端末を申し込む必要があります。
では、どちらを申し込めば良いのでしょうか?
それぞれの違いについて整理した上で、解説します。
光回線、ポケットWiFi・WIMAXの違い
光回線には、以下のような特徴があります。
- 金額 4000円~6000円くらい
- 速度 最大1Gbps~最大10 Gbps
- 制限 無制限
- 使用場所 家のみ
光回線は契約をした家の中でしか利用することができませんが、速度が速く安定しているといった特徴があります。
一方、ポケットWiFiやWIMAXには以下のような特徴があります。
- 金額 3000円~5000円くらい
- 速度 最大150Mbps~最大1.2Gbps
- 制限 10GB(3日で通信制限)
- 使用場所 どこでも持ち運べる
ポケットWiFiやWIMAXは持ち運びができることが最大のメリットですが、使用できる容量が決まっており光回線と比較すると速度が遅いといった特徴があります。
ポケットWi-Fiは安くて外出先でも使うことができてとても便利ですが、速度の安定性にかけるところや通信制限があることがデメリットです。
光回線がおすすめの人
家にいるときしかオンライン授業を受けないという場合は、安定した光回線がおすすめです。
回線速度が安定しており、使用できる通信量も気にする必要がないので、安心して授業を受けることができます。
また、履修する授業数が多い方も光回線がおすすめです。
ポケットWi-Fi・WIMAXiがおすすめの人
家以外でオンライン授業を受ける機会が多い人には、持ち運びのできるポケットWi-FiやWIMAXがおすすめです。
また、若干ではありますが光回線と比べると費用が安いので、節約したい方にもおすすめです。
ポケットWiFiやWIMAXは全国どこでも利用できるという訳ではなく、使用できないエリアがあるので、申し込む場合は自分が使用する地域で使用できるかを必ず確認するように注意をしてくださいね。
通信環境が悪い時の対策
光回線を導入していたり、ポケットWiFiのような持ち運べる無線機を持っているのにも関わらず、通信環境が悪いと感じてしまうほどまともに授業を受けることができない方もいるでしょう。
例えば、授業を受けていると動画がカクついたり音声が途切れてしまって聞こえないなどです。
そのような場合は、どこに原因があるのかを切り分けて原因にあった対策をするのが最も確実な対処法です。
パソコン本体の問題なのか、無線機の問題なのかで切り分けると原因がわかります。
原因の切り分けのために、以下の作業を行います。
- パソコンとスマートフォン両方で無線で参加してみる
- パソコンを有線接続にし、有線接続で授業に参加する。または、スマートフォンのモバイルデータ通信で参加する。
まず、パソコンとスマートフォン両方で授業に参加してみます。
この時、例えばパソコンで参加した場合のみ不具合があるといった場合は、パソコン本体に問題があることがわかります。
次に、無線を使わずパソコンを有線接続にし、授業に参加します。
スマートフォンでも無線接続を切って、授業に参加をします。
もし、無線を切った時に授業に問題なく参加できるという場合は、無線機に問題があることがわかります。
無線機に問題がある場合は、無線機を修理に出したり取り替えたりすることで解決します。
このようにどこに原因があるのかを切り分けて調べると、何が問題なのかがわかり適切な対処を行うことができます。
特定の時間のみ通信速度が遅くなる場合の対処法
時間によってネットの通信速度が遅くなるという場合もあります。
特定の時間のみ通信速度が遅くなってしまう原因は、速度が遅くなってしまう時間帯に周りでインターネットを使用している人が多いことが考えられます。
例えば、家族がインターネットを使用しているなどが挙げられます。
そのような場合は、同じ無線機に接続している端末を減らすことで改善できる場合があるので、他に無線を使ってインターネットに接続している端末の電源を切ることをお勧めします。
それでも改善されないという場合は、録画された授業を後日見て学ぶか、近くのカフェで見るなどで場所を変えて授業を受けることをお勧めします。
まとめ
ここまでで、オンライン授業を快適に受けるための通信環境の整え方や通信環境が悪い場合の対策についてまとめました。
通信環境がよくないと、授業にまともに参加することができずに学びに遅れが出てしまう場合もあります。
通信が途切れ途切れだとせっかくの授業に集中することができず、ストレスになってしまうこともあります。
快適に授業を受けるためにはお金はかかってしまいますが、授業をスムーズに受けるために通信環境は整えておくことが大切です。