今回は、このようなお悩みにお答えしていきます。
結論から述べると、スマートフォンだけでオンライン授業に参加することはできますが、お勧めできません。
以下では、オンライン授業の特徴を整理した上で、なぜスマートフォンでオンライン授業に参加することはお勧めできないかについて解説していきます。
Contents
オンライン授業の特徴
オンライン授業の場合は、Zoomのようなオンライン会議ツールを使用して実施されます。
授業中に先生のパソコン画面を受講者のパソコンやスマートフォンでもみられるようにする画面共有という機能を用いて授業を行います。
他に、画面だけではなく動画が流されたり、グループワークが行われたりすることもあります。
これらが行われるオンライン授業は、データ通信量を非常に多く消費するといった特徴があります。
オンライン授業をスマートフォンで受けることをお勧めしない理由
冒頭でも述べたように、スマートフォンでオンライン授業に参加することは可能です。
ただ、オンデマンド型授業であればより受けやすく、オンライン授業はあまりお勧めできません。
なぜ、スマートフォンでのオンライン授業の参加はお勧めできないのでしょうか?
最も大きな理由は、データ通信量を非常に多く使用するからです。
スマートフォンは、キャリアや契約内容にもよりますが月に使用できるデータ通信量の上限が決まっています。
オンライン授業では使用する通信量が多いため、あっという間に上限を使い切ってしまうのです。
ただ、全く受けられないということではなくデータ使用量さえ気をつけていれば参加することはできます。
ここからは、データ使用量含めたスマートフォンでオンライン授業を受講する場合の注意点についてまとめていますので参考にしてください。
スマホで授業を受ける時の注意点①:疲れやすい
パソコンで受講している場合もあることですが、スマホでずっと授業を受けていると体が不調になる場合があります。
スマートフォンは画面が小さい分、目が疲れやすいです。
目が疲れることで気分が悪くなったり、耳や腰が痛くなったり、眠気などが起こることがあります。
目が疲れる前に目薬をさしたり、休憩時間中に目を閉じたりして目を労ってあげましょう。
スマホで授業を受ける時の注意点②:料金が割高になったり低速モードになったりする
スマートフォンでモバイルデータ通信を使って授業を受けるときはデータ通信量がどのくらいかかるのかを計算しておきましょう。
Zoomの場合は、だいたい1時間カメラ映像や音声を通信すると200MB~300MBほど使用します。
3時間~4時間の授業をスマホで受けると1GBを消費します。
映像をあまり使わなかったり、資料・テキストの画面共有と音声だけだった場合は、通信容量は少なくなります。
大容量の定額制データ通信で契約している場合なら通信量は気にしなくて大丈夫ですが、追加型の契約の場合はパケットが上限に達してしって何度も追加した結果料金が多額となってしまう場合があります。
また、一定量を超えると低速モードになってしまうキャリアを契約している場合も注意が必要です。
低速モードの状況になってしまうと、Zoomに接続することはできません。
接続できたとしても、何度も退出してしまったり音声が聞こえなかったりと不具合だらけになり、まともに授業を受けることができません。
ひどい場合には月が替わるまで授業が受けられなくなってしまい、通信料の請求が高額になってしまうこともあるので自分の使用できる通信量はしっかり確認しておくことが大事です。
家で授業を受ける場合は、Wi-Fi環境を整えることをお勧めします。
Wi-Fiが使えるとモバイルデータ通信量を気にすることなく、オンライン授業に参加できるからです。
家でWi-Fiを使うためには光回線を契約するか、ポケットWiFiを契約するかどちらかとなりますが、おすすめは光回線です。
なぜかというと、光回線は使用上限がなく速度も安定しているのですが、ポケットWiFiは使用できる上限に限りがあり、速度も光回線と比べると遅いからです。
光回線は契約期間が定められているところも多く、契約に踏み切るのに勇気がいるかもしれませんが、快適に授業を受けたりインターネット検索をするためにも契約しておきましょう。
まとめ
スマートフォンでモバイルデータ通信でオンライン授業を受ける場合は、特に準備することはありません。
とても手軽に授業を受けられます。
ただ、通信量の大きいツールを使うオンライン授業ではあっという間に月に使えるデータ通信量の上限に達してしまうのでお勧めできません。
もちろん、データ通信量に関してはWi-Fiを契約している場合は気にする必要はありません。
家にパソコンがなく、オンライン授業を受けられる端末がスマートフォンしかないという場合は、光回線を契約してWi-Fiを使えるようにネット環境を整えておきましょう。